眠れない夜

眠れないことってありますか?私はあることがきっかけで17歳から数年前までプチ睡眠障害でした。

あることがきっかけ…と書きましたが、これは以前のコラム(予知だったのかなんなのか)にもアップした出来事がきっかけです。

 

プチ睡眠障害といっても病院へ行って診断を受けたわけではありませんし、睡眠導入剤のお世話になったことがありません。

薬だけには手を出したくなかったのです。

 

17歳から37歳くらいまで、寝つきが悪く、眠りの浅い日々が続きました(不眠症というまでひどくはないですが)。

身体を休めようと早い時間に床についてもどうしても寝つけず、うまいこと眠りに落ちても夜中に目が覚めるという繰り返し。

夜中に目が覚めるのは1度ではなく数回が常態化していました(ひどいときは30分おきに目が覚めるのです)。

そんな眠れぬ夜のお供はラジオの深夜番組。特にNHKの「ラジオ深夜便」には助けられました。

話題が若者向けではないので最初は聞きなれなかったのですが、ゆったりとしたテンポと穏やかな声にホッとしました。

 

また、宿泊することもダメでした(親戚の家でも宿泊できるのは1軒か2軒のみ)。

眠れなさに拍車がかかるので、家族旅行はほぼ日帰りオンリー。このことでは両親に多大なる迷惑をかけました。

一人での外泊は37歳くらいから少しずつできるようになり、夜は音楽を聞くことで気を紛らわせなんとか眠りにつけるように。

外泊における寝付けなさもようやく2年ほど前に解消しました(時間は短めでぐっすりとまではいきませんが)。

 

最終的にはさまざまなセラピーを受けたおかげで、自分の状態を知ることができ、ある程度付き合い方がわかり眠れるようになりました。

薬に頼らずなかば自力で治したので、解消するまで24年くらいかかってしまいました。

 

さまざまなことを思いめぐらし頭がいっぱいなとき、忙しいとき、深いリラックスを得たいとき…

そんなときはセラピーを受けることで解決の糸口が見つかるかもしれません。